- 2020/12/22
レジェンド診断士の吉田雅紀氏と
「志師塾」代表の五十嵐和也氏をゲストに迎え、
今回は
「中小企業診断士は本当に食えない資格なのか?」
そして
「独立・開業・副業で失敗する人と成功する人の違い」
について、
生々しい具体例を交えて本音で語り合っています。
1. 中小企業診断士は「食える」のか?
結論
吉田氏、五十嵐氏ともに
「お腹いっぱい(嫌というほど)食えている」
と即答しています。
厚生労働省などの統計データを見ても、
独立中小企業診断士の年収中央値は
約1,000万円とされています。
ただし、完全に二極化している現実もあります
ボランティアや
年金受給後の小遣い稼ぎとして活動し
年収300万円以下の層も存在すれば、
1,000万円を超えて
2,000万〜3,000万円以上を稼ぎ出す層もおり、
その差は非常に大きいです。
五十嵐氏は、
「顧客(経営者)に
儲け方を教える立場であるコンサルタントが、
自身が年収300万円で
食えない状態では説得力がない。
まず自分自身がしっかり稼ぐ診断士になるべき」
と指摘しています。
2. 稼げない「ダメな診断士」の共通点:下請け化
一番の原因は
「下請け・カバー(物真似)に甘んじること」です。
下請けモデルの限界
例えば、
他社から100万円で受注された
補助金申請の仕事を
「下請け」として受ける場合、
営業マージンや紹介料が引かれ、
最終的に自分の手元には
1/3程度(約30万円)しか残らず、
労働に対して稼げなくなります。
「シンガーソングライター(独自のビジネスモデル)」になるべき
食えている診断士は、
誰かのカバー曲(下請け仕事)を踊るのではなく、
自分自身で独自のサービス(曲)を創り、
自らの力で顧客を獲得する
「シンガーソングライター型」
のビジネスモデルを持っています。
単に「中小企業診断士です」と名乗るだけでは、
数万人いるライバルに自ら埋もれにいくだけです。
3. ライバルに負けないための「個性化(独自化)」
吉田氏は、
他者と優劣を争う「差別化」ではなく、
自分の土俵を作る「個性化」を提唱します。
吉田氏の個性化の例
一般的な診断士が
「失敗しないための事業計画書を作りましょう」
と話すのに対し、
吉田氏は実体験に基づく
「失敗」を切り口にし、
「創業スクールに来てくれた皆さんは、
全員必ず一度は失敗します。
でも私のセミナーを受ければ、
他の人より成功確率を上げられますよ」
というアプローチからセミナーを始めます。
これが強烈な独自の価値(個性化)になります。
五十嵐氏も「差別化バカ」になって
市場がない場所に逃げるのではなく、
自分の過去のキャリアや経験を
徹底的に棚卸しして
『独自の価値』を創るべきだと語り、
「地方中小企業の新卒採用コンサル」
に特化して
年商3,000万円を超えた
診断士の具体例などを紹介しています。
4. 独立初期に「最初の顧客(売上)」を作る具体ステップ
独立診断士が
月商100万円に到達するモデルは
大きく分けて2つのパターンがあります。
パターンA:公的業務の掛け合わせ型
商工会議所や専門家派遣など、
日当5万円程度の公的お仕事の稼働日数を増やし、
月20日埋めて100万円にするモデル。
ただし、
このモデルは自分の「時間切り売り」になるため、
これ以上の年商(数千万円以上)を
目指すには限界があります。
パターンB:民間顧問の高単価契約型
月1回の企業訪問で「月額20万円」の顧問コンサル契約を結び、
それを5社開拓して100万円にするモデル。
高単価顧問(20万〜30万円)を取る秘訣
経営者から
「なぜその高い顧問料を払う必要があるのか?」
と問われた際、
「月30万円払ってくれれば、
その分あなたの会社に
100万円の利益(費用削減・売上増・人事改善など)を
ペイ(回収)させます」
と
論理的かつ明確に設計して答えられるかどうかが、
契約獲得の勝負の分かれ目となります。
5. 独立を目指す人へ向けた熱いメッセージ
吉田氏
「誰をお客さん(ターゲット)にして、
どんな独自サービスを提供するのか」
の2点さえ設計し、
徹底した情報発信を
3〜4ヶ月続ければ、
周囲の環境は変わり始めます。
ただし、
すぐに顧問が取れる甘い世界ではないため、
最低1年間は無収入でも耐えられるだけの
貯蓄(準備)を推奨しています。
五十嵐氏
最初から完璧な商品設計はできません。
まずは自分で仮説を立てて売ってみて、
外れたら素早く軌道修正
(高速PDCA)を回す
「修正力」が
独立後に生き残る
最大のカギだと締めくくっています。