中小企業診断士は稼げない資格なのか?

こんにちは、ぽんずです。

今日は中小企業診断士は
稼げない資格なのか?
ということについて
書いていきたいと思います。

一般的に言われる意見としては
「診断士には独占業務がないので稼げない」
だと思いますが、
少しデータを見ながら意見を述べたいと思います。

中小企業庁のアンケートによれば、
業務を年間100日以上行う
現役診断士の約3/4が
年収1,000万円以内のようです。

データでみる中小企業診断士

年間100日だと
副業として診断業務を行っている診断士も
母集団に含まれてしまうため、
やや下方バイアスがかかっている
印象がありますが、
専業で行うとしても
「稼げる=年収アップ」と定義すれば
短期的にはその通りだと思います。

独占業務がないといっても、
仕事がないということはありません。

新米診断士だと単価は安いですが、
独立した診断士を要件とした求人は多くあります。

とはいえ令和元年度の2次試験合格者は
30代、40代が7割を占めており、
合格者の多くは民間企業に勤務されていれば
中間管理職に昇格する前後の方が多いです。

そのため短期的な年収のダウンを心配して
独立をためらう人が多いというのが実態で、
副業としてある程度経験を積まれてから
独立する方も多いことから、
周囲の方から見ても
難しい資格をとったのに
何も変わっていないように見えることから、
稼げないのではと言われるのではないかと思います。

とはいえ、
独立すれば稼げるかという回答については
中長期的に考えれば自分次第
という回答が適切だと思います。

私もまだ企業内診断士ではありますが、
実際に稼いでいる方の話を聞いていても、
共通して感じるのは「自信」と「行動力」です。

独立すれば後ろ盾はなくなりますので
必然的に自身の強みを徹底的に磨き上げて
勝負していく必要があります。

自身の得意分野が何なのか
については自己分析の部分です。
その分野で他者とどのように差別化できるのか
自身の価値になりますし、
その強みが自分の中でしっかりと確立できたときが
独立の時期になるのではないかと思います。

また、稼がれている方は総じて
行動力に長けたバイタリティ溢れる方が多いです。
腰が低く
人間的にも魅力のある方が大変多いのですが、
とにかくいろいろな会合を見つけては
顔を出して積極的に情報を取られています。

駆け出しの頃は
顔を売る側面はあるかもしれませんが、
仲間内でも知られる
売れっ子診断士の方でも
常に向上心をもって
情報収集される姿勢はすごいなと思います。

結論としてはどの資格も
資格そのものは道具にすぎず、
持っているだけでは意味がないということです。
実際に自分で使ってみながら
使い勝手を覚えていくものだと思います。

今から診断士の資格を目指される方は
受験の動機にもつながるため、
よく考えてみると良いと思います。

コメント

  1. ナッキー ナッキー より:

    私は資格を持っていても
    (取るのが本当に難しかった資格でしょうが)
    中小企業診断士と名乗ってはいけないと思う。

    なぜなら他の診断士と一緒くたにされて
    価格を相場で決められるからです。

    「あなたもAさんも同じ診断士なら、値段は○○万円でしょ」
    「前に相談したBさんは○○万円だった。あなたも○○円だろ」

    士業というのは大体相場で決められる。

    それを避けるためには
    誰にも負けない自分だけの武器を磨く。

    その武器が付加価値Xとなり
    中小企業診断士のCさんではなく、
    武器XのCさんだと認識してくれる。

    だから名乗り方は
    「武器Xコンサルタント」にすべきです。

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