診断士の勉強して良かった byエドガー太郎

新卒でホテルチェーンへ就職した私は、
宴会場で勤務していました。

仕事にも慣れてきた入社3年目ぐらいのある日、
自己啓発のために
あるコンサルタントの講義を
社内で受けることとなります。

「なぜ今この職場で働いているか?」
「今後の近・中・長期的なビジョンは?」
「そしてどう目標に向かっていくか?」

といった内容を
実際書面に書かせることで意識付けを行い、
行動させるといった内容でした。
(20年以上前なので少しあやふやです)

その時のコンサルタントの印象が、
強烈に頭に残ったことを覚えています。
それは単に「かっこいいっ~!」といったものでした。

その後ホテル内のレストラン勤務となった私は、
日々お客様相手にルーチンワークをこなすといった
仕事内容に飽き飽きしはじめていました。

売り上げも上がらないのに、
行動を変えない上司たちにも腹立たしかった。

それ以前に店を良くするための知識が
あるのかと考え始めた時、
私自身一体何を知っているのだろう…?

来店されたお客様への接し方や、
オペレーションを円滑にまわす方法は知っているけれど、
売り上げの上げ方は私も知らないではないか!

そんな自分がとてもかっこ悪く思えたと同時に、
以前かっこよく思えた
あのコンサルタントのことを思い出しました。

そして問題を解決へと向わせることができる
コンサルタントになるためには
どうすればよいかと考えるようになり、
日本で唯一の経営コンサルタントの国家資格である
「中小企業診断士」の取得を目指しはじめました。

診断士の学習で苦労したことは、
その試験範囲の広さでした。

他の多くの士業は狭く深い、
専門性の高い知識を習得することで、
独占業務を持った資格です。

一方診断士は独占業務がない分、
幅広い(決して浅くはない)知識を求められるので、
その学習にも長い時間と
モチベーションの維持が必要とされます。

私は途中で諦めてしまいましたが、
あの時学習した内容は
現在の仕事でも役立っていますし、
ビジネスをしている知人に
ちょっとしたアドバイスができたりもします。

学んで無駄になる知識など一つもない、
私は診断士の学習をして良かったと思っています。
(でも受かりたかったけど・・・)

補足:1次試験は合格しています。

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